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​傾斜沈降装置

耐震化や維持管理コストの削減などのニーズに応える開発力、あらゆる現場状況にも対応する設計力、さらに高度な水処理技術を合わせ、最適なシステムを提供します。

​概要

 浄水場の沈殿池内に設置、沈降面積を増やすことにより、フロック等の懸濁物質の沈降を促進し、処理能力の向上を図る装置。

​ 下水処理場(最終沈殿池)の処理能力向上、産業排水の固液分離・油水分離にも有効です。

​種類

傾斜板沈降装置(横向流式、上向流式)

  懸吊固定式:

PVC製のパネル板をステンレス枠材に固定したものを耐震性フックを用い、吊り下げて設置します。

設置する池の大きさに合わせて、段数、ピッチを自由に設計できます。

傾斜管沈降装置(上向流式)

  ブロック設置式:

PVC製の管ブロックを設置架台に並べて設置します。

​工場で管ブロックを製作し、現場設置するため、施工が容易です。

特徴・効果

半月形リブ付傾斜板

傾斜板パネルの上下部に配列された半月形の補強リブにより、フロックの滑落を滑らかにし、汚泥堆積を抑制します。

3枚羽駒の使用

上下傾斜板を重ね合わせる接合部材にステンレス製3枚羽駒を使用することにより、上澄水の通路となるスリットが十分に確保されるため、固液分離を確実に行います。

セパレートフレーム構造

将来的な耐震工事等の躯体補修に備え、装置の端部1mを取外し可能なセパレートフレームとし、現地において端部のみを容易に解体・復旧できる構造にすることができます。

保護カバーの取付

最上部に保護カバーを取り付けることにより、傾斜板の紫外線劣化や衝撃による破損を防止します。

ステンレス製フレーム

フレームに耐久性、リサイクル性に優れたステンレス材を使用しています。

水道施設用資機材基準適合品

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